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新春!メンヘラ様式美について

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あけましておめでとうございます、パソコンショップ東京です。10ヶ月に1度のペースで職を失います。

久しぶりの更新になりますが、最近は精神状態がかなり安定しており(当社比)、1日のうち3時間くらいしか泣いていません。抗鬱剤の力ってすげー!!

現在の自分は定職に付いていないため、エグいほど時間があります。その時間を使ってゲーム実況や素人ハメ撮りを見漁っていたものの、次第に飽きが来てしまいました。慣れというのは恐ろしい。この頃は素人ハメ撮りへのトキメキも薄れ、ハメ撮り動画で無闇に喋り出す男に対する怒りだけが募っていきます。「そんなに気持ち良いの?」「あ~、またイッたでしょ?!」じゃあないんだよ、お前じゃなくて女の子の喘ぎ声を聞かせてくれ!!!!!!

このように良くも悪くも時間を持て余している自分は、だんだんと過去の自分を振り返るようになりました。なぜ去年の私はあんなにも精神を摩耗し、思い詰めていたのか。比較的落ち着いている今だからこそ、冷静に自省できると考えたのです。決して賢者モードになっている訳ではありません。

 

話は変わりますが、皆さんはメンヘラですか?このようなブログを読んでいる人のほとんどはメンヘラを自覚している/もしくは他人からそう指摘されたことがあるのではないでしょうか?そもそもメンヘラとは2ch発祥のネットスラングであり、メンタルヘルス板に常駐している(主に精神疾患を抱えている)人=メンヘラーが転じて“メンヘラ”という単語になったと言われています。

しかしながらここ数年は疾患の有無に関わらず、「恋愛的に重い人」やいわゆる「かまってちゃん」などを揶揄する単語になりつつあります。この言葉を自虐的に使ったり、自身を表す言葉として気軽に使用する人も増えてきた印象があります。このような“メンヘラ”という言葉のカジュアル化については賛否両論ありますが、生きづらさを抱える自分自身をカテゴライズすることで、楽になれる人は多いのではないでしょうか?それが正しいのかどうかはとりあえず今回は置いておきます。

 

最近思うのは、メンヘラにも様式美が存在するのではないか?ということ。何を言っているのか分からないと思いますが、冬なので許してください。

様式美とは、洗練された手順や形式そのものが訴えかける美のことで、能楽からヘヴィメタルまで様々なアートの分野で見出すことができます。“予定調和”や“お決まりの展開”の美しさと言い換えることもできるかもしれません。予定調和というものはアートにおいて忌避されがちだと思っていたので、その概念を知った時はなかなか衝撃を受けました。私の敬愛するデーモン閣下も、ヘヴィメタルとハードロックの違いとして様式美の有無を挙げています。興味のある方はぜひググってみてください!

“メンヘラ”を自称したり自覚している人々は、往々にして同じような行動を取ります。住んでいるところも趣味嗜好も違う人々が、なんかメンヘラだ~というだけで、示し合わせたかのように似通ったメンヘラムーブをするのです。これ、美ですよね?!

5年近くの間SNSで様々なメンヘラを目にし、交流する中で 自分は間違いなく“メンヘラ様式美”を感じました。ここからは自分の中のアバウトなメンヘラ観に基づいてめちゃくちゃ適当なことを書きます。

 

まずメンヘラは、恋人に対して急にキレます。大抵の場合、キレる理由というのはLINEの返事が遅いだとか、なんとなく態度が冷たいだとか些細なものです。返事が遅かった場合を例にあげると、

①〇〇くん大丈夫?事故とかあってない??

初めのうちは心配する素振り。というか心配してます。しかし、心配は悲しみへと変わります。

②無視してる?私のことなんかどうでもいいんだね……。

この後は「死のう…」「もう別れよう…」「腕切った…」と非常にネガティブな内容が続き、大体腕を切ります。切るな。ある時点までくると、

③なんで返事くれないの?最低!遊びだったんでしょ?!死ね!クズ!ブロックしてやる!

めっちゃキレます。思いつく限りの罵詈雑言を吐きます。怖い。

④言い過ぎちゃったごめん……。許して……。

大体はすぐ冷静になり、反省します。再び「死のう……」モードに突入。

この間、わずか1~2時間ほど。恋人に何か用事があるかもしれない時間も、メンヘラは不安で不安でたまりません。単に返事が欲しい訳ではなく、「愛されている」という明確な証拠が欲しい。構ってくれる=好かれているという、幼稚な思考回路から逃れられないのです。分かりやすいよう極端な例をあげてしまいましたが、この勝手に病んで勝手にキレて謝罪するという行動は、かなり多くのメンヘラに見られるのではないでしょうか。大抵、相手がLINEを覗く頃にはメンヘラムーブは自己完結しています。

 

次に、メンヘラはすぐSNSアカウントを消すという現象。気軽に作れるTwitterアカウントから、現実世界との繋がりが深いLINEまで、とにかくすぐ消します。何かトラブルに巻き込まれたり、機種変更の関係ではなく、つらくなるとすぐ消します。そして、大体すぐに復活します。

Twitterで特に多いのが、自殺をほのめかすツイートをした後にアカウント削除→数日後に「失敗しました……」と復活するパターンです。これをリアルタイムで見ている側は、当然ですが心配します。しかし、同じようなことを繰り返すうちに「またか……」という気持ちが生まれ、心配する人は減っていきます。メンヘラの死ぬ死ぬ詐欺だとか揶揄されることもあったり。なんと悲しき狼少年……。この光景というのは、分からない人には本当に分からないと思います。

死にたいという気持ちは本物です。ですが、ひっそりと死ぬのは寂しすぎる……そんな心理から、最後の抵抗のような感覚で「死にます」と宣言してしまう。自死の予告を不特定多数に向けて発信するだなんて、Twitterの使い方としては最悪なのかもしれません。ただ(私の知る限りの)メンヘラ達は、今日もキリストばりの復活劇を行っているのです。

 

……などと言い切ってしまうと、「お前にメンヘラの何がわかるんだ!」と色んな人から怒られそうですが、全部私の経験談であり、めちゃくちゃ目にする光景なのです。

ある時は「普通になりたい」「社会に溶け込みたい」と思いつつ、どこか特別な自分でありたいとか、万人と同じなんて嫌だな、という矛盾した気持ちを持ちをもっている……にも関わらず、だいたいみんな同じことをやっている気がします。そのことに気付いた時、なんだかホッとしました。みんな苦しいし、私も苦しい!かなり見苦しいけど這いつくばって生きている、そのような姿はある意味美しいんじゃないかと思います。

その様式から外れて、自殺宣言の後に自殺を完遂したフォロワーもいました。私と同じ職種に就いていた女性だったので、親近感をもって関わっていた思い出があります。私は自殺を否定・肯定できる立場ではないので無闇なことは言えませんが、今でもたまに、彼女が公開していた「閉鎖病棟日記」を読みます。

ただ、少なくとも私の知っている人達はメンヘラ様式美に則って、いつまでも死ぬ死ぬ詐欺でいて欲しいと、至極勝手なことを思ってしまう時もあるのです。

 

はい、躁っぽいのでこんなことを書いています。かく言う自分も去年の10月に「みなさん今までありがとう」というようなツイートをした後に垢消し→2日後に復活したばかりです。週に一度は「優しくしてくれないから腕を切るね!」と好きな男を脅迫しています。自分を肯定したいがあまり、急にとか言っちゃいました。殺してください。

 

とりとめもなく書いていたら気持ちも落ち着いてきましたので、今日もモザイクが濃すぎて何が起こっているのかよく分からないハメ撮りで、抜いて寝ようと思います。本当に何が起こっているのでしょうか……?それもまた様式美。

 

2019年もこんな調子でいきますので、どうぞよろしくお願いします。

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